森を抜けると湖があった。 海はいつか荒々しい雄叫びをあげる獰猛さを内在しているのに対して湖は静かに柔らかに包んでくれる女神のようでもある。 小鳥のさえずりと遠くに観光船の音。 森と湖の昼下がり。
森の中は今日もマイナスオゾンが一杯である。 自然のなかにいると人間の日々過ごしているリズムがいかに小刻みなものであるかがわかる。 木は何百年という時を生きる。 私達人間は精々100年である。 もし将来人間が光合成出来るようになったら 食料問題や争…
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